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執筆者の写真Tatsuo Muto

凍てつく朝


「大山千枚田」は千葉県鴨川市にあります。「東京から最も近い棚田」と言われており、日本で唯一の雨水のみで耕作を行っている水田です。

 2月中旬の寒い朝に訪問すると、冬の間放置されている棚田の水は凍り付き、動いているものが全く見当たらない殺風景な風景が広がっていました。やがて陽が昇り、山の頂から棚田を照らし始めると周囲に赤みが差し、殺風景だった棚田に少しだけ春の兆しが見えた気がしました。田起こしの時期まで、あと少しです。

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