「大山千枚田」は千葉県鴨川市にあります。 東京から最も近い棚田と言われており、日本で唯一の雨水のみで耕作を行っている水田です。この手入れの行き届いた美しい棚田からは、美しい朝陽を拝むことが出来ます。
大山千枚田では田を休ませる10月下旬から1月上旬にかけて「棚田の明かり」と称するライトアップイベントが毎年行われています。松明ではなくLEDライトによるものなので光は弱いですが、2か月以上の期間行われているので自分の都合の良い時に見に来ることができます。この写真は、周りが完全に暗くなってしまうと面白くないので、日没直後のまだ棚田のディテールが残っている時間帯に撮影しました。長時間露光になるので、撮影中に車が通ってヘッドライトの明かりで台無しにされたりして難儀しましたが、何とか形になる1枚を撮る事が出来ました。
なお、近年のライトアップは、松明の色が橙・青・緑・紫の4色に変化するLEDライトに変わってしまったので、写真のような色合いでは撮れなくなってしまいました。残念。