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執筆者の写真Tatsuo Muto

奥入瀬渓流 石ヶ戸の錦秋



「奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)」は青森県十和田市の十和田湖東岸から焼山までの約14kmにわたる奥入瀬川の渓流で、十和田八幡平国立公園に属しています。国指定の特別名勝及び天然記念物に指定されており、十和田湖から流出する唯一の河川です。十和田湖への魚の遡上を阻止してきた銚子大滝をはじめとして、阿修羅の流れ、雲井の滝等多くの景勝地がありますが、渓流に沿う形で街道が整備されているため、これらの景勝地へは車で容易にアクセスすることができます。

 写真はそんな景勝地の一つで「石ヶ戸の瀬」と呼ばれています。私が訪問した日は丁度紅葉が最盛期を迎えていて、ブナやカエデの紅葉が渓流を美しく彩っていました。苔むした大岩に生えたカエデの紅葉を主役にし、渓流を左奥から右手前に流すことによって構図に奥行きと動きを付けました。

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