「御射鹿池(みしゃかいけ)」は長野県茅野市にある農業用の溜め池です。日本画家の東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフとなったことで有名で、車で容易にアクセス出来ることから人気の観光地になっています。なお、この池の水質は強い酸性のため、魚などは生息していません。
躑躅が咲いていることを期待して現地入りすると、この日は無風で絶好の撮影日和。霞が出ず、躑躅が思ったよりも少ないのが残念でしたが、それでも美しい新緑の水鏡が眼前に広がっていました。3本の白樺の幹を左手前に配して奥行きを出し、 水鏡が美しく映えるバランスを見極めながら静かにケーブルレリーズを押しました。
なお、左手前の3本の白樺の樹は、現在は切り倒されてしまっています。この構図の写真が二度と撮れなくなってしまったのは大変残念なことであります。
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