• Tatsuo Muto

軍艦島 窓

最終更新: 2020年4月7日



 長崎県の沖合に端島という小さな島があります。この島は、通称:軍艦島と呼ばれており、この小さな島の地下から石炭が採れたため、明治から昭和の時期にかけて、ここに炭坑町が出来て栄えていました。一時期は、狭い敷地に5千人以上が住み、東京よりも人口密度が高かったそうです。一見すると牢獄のようですが、住民の生活水準はそれなりに高く、慢性的に水不足ではあったのですが、各世帯には当時としては珍しかったテレビが配給されていました。また、ここに建っている鉄筋コンクリートのマンションは、日本で最初に建てられたものだそうです。記録を見ると、最古のものは1916年(大正5年)竣工。何と、今から100年以上も前になります。つまりは軍艦島は当時のハイテク島だったわけですね。今でいうところの月島の高層マンション群みたいなものでしょうか。

 写真は定期運航している軍艦島クルーズの船上から撮りました。学校の校舎跡の廃墟を切り取り、それぞれの窓の表情を比べるようなイメージで作品に仕上げました。

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