「袋田(ふくろだ)の滝」は、茨城県久慈郡大子町袋田にあります。日本三名瀑のひとつに数えられており、高さ120m・幅73mの大きさを誇ります。滝の流れが大岩壁を四段に落下することから「四度(よど)の滝」と呼ばれていますが、その昔、西行法師がこの地を訪れた際に「四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことからそう呼ばれたとも伝えられています。
この写真は紅葉絶好調の雨上がりの早朝に撮ったものです。岩が湿っていた方が良い質感が出てくれるので、それを期待しての訪問でしたが、霧まで出てくれてラッキーでした。雨上がりということで滝の水が濁っていて若干茶色いのが残念でしたが、それでも地味な彩ながらも雰囲気の良い写真を撮ることが出来たので満足しています。