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グンマー帝国
「毛無峠」は、長野県上高井郡高山村と群馬県吾妻郡嬬恋村を跨ぐ標高1,823mの峠です。ここは元々は硫黄鉱山があった場所なのですが、鉱山開発のための森林伐採と採掘時に出る亜硫酸ガスの影響で一帯がハゲ山になり、この名前が付けられました。今でも坑道跡からは致死量の亜硫酸ガスが噴出しているため立ち入りが禁止されており、長野県との県境を表す看板と、これより先が立入禁止区域となる看板が併設されているため、群馬県が危険で立入禁止と解釈できることからSNSで評判となり、今ではちょっとした名所になっています。この写真は普通に撮っても面白くないと思い、ND1000とND16フィルターを重ねてレンズに装着し、240秒の長時間露光で撮影しました。


極上の抹茶シナモンロール
「秋田駒ヶ岳」は、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町に跨る活火山で、南西側と北東側に異なる火口を持つ標高1,637mの複合火山です。この日は紅葉絶好調という情報を聞きつけ、千葉から車で8時間駆けて現地入りしました.私が訪問したときは紅葉自体は絶好調でしたが、山頂付近は厚い雲に覆われていて、しかも風速10m前後の強風が吹き付ける悪コンディションでした。ただ、ここまで来た以上は簡単には引き下がれません。雲が切れるのを期待しながら山頂方面を目指しました。果たして撮影スポットに到着すると、風が強かったことが幸いして雲がどんどん流れていくので、しばらこの場所で待機をして雲が切れたタイミングを計ってケーブルレリーズを押しました。風景写真においては「失敗と成功は紙一重」でありますが、雲間から現れた抹茶シナモンロールのような火口を見て「良い方向に転んで良かった」と、つくづく思いながら帰路につきました。


燕岳 優美高妙
「燕岳(つばくろだけ)」は長野県安曇野市にある標高2763mの山です。別名「北アルプスの女王」と呼ばれており、花崗岩の岩場が印象的な美しい山の姿と、燕山荘という人気の山小屋が併設されていることや、表銀座縦走路の拠点の一つであることから多くの登山家で賑わっており、山小屋は勿論、テント場も予約制で、ハイシーズンに予約を取るのは至難となっています。 登山口の中房温泉から「合戦尾根」を5時間かけて登って現地入り。この日は風が強く、やや雲の多い晴天でしたが、夕方になって良い感じに雲が焼けてくれたので、構図を整えてケーブルレリーズを押しました。 ちなみに表題の「優美高妙」は、「品格があり、美しく優れた特性を持つ」という意味です。燕岳訪問時に通る「合戦尾根」は北アルプス三大急登の1つに数えられており、標高差1260mを一気に登らなくてはなりません。ただ、燕岳はその苦労に見合うだけの美しい山容をしており、実際に訪問して多くの登山家を魅了するのに納得した次第です。


木曽駒ケ岳 テン場の夜明け
木曽駒ケ岳の標高は2956mで、中央アルプス最高峰の山です。ただ、3000m級の山の中ではアクセスは容易で、シャトルバスとロープウエイを使って標高2611mの地点まで登れるので、登山初心者でも日帰りで登ることが出来ます。この時は前日から近くの頂上山荘でテント泊。未明に起床す...


妙義山 日暮らしの景
「妙義山」は群馬県甘楽郡下仁田町・富岡市・安中市の境界に位置する山で、赤城山、榛名山とともに上毛三山に数えられています。日本三大奇勝の1つであり、荒々しい岩肌が創り出す自然景観の美しさが特徴です。標高1100mの低山にも関わらず事故が多い事で有名で「こぶ岩」「鷹戻し」「奥の...


谷川岳 一の倉沢の紅葉
「谷川岳」は群馬県と新潟県の県境にあり、日本百名山の一つに数えられています。標高は1977mということで、そんなに高い山では無いのですが、険しい岩場での滑落事故が相次ぎ、今までに800名以上の死者が出ているそうです。とくに「一の倉沢」は「一番の岩壁」という意味から名付けられ...


上高地 穂高連峰と梓川
上高地は長野県松本市にある観光地で、中部山岳国立公園の一部です。標高は約1,500mで、ここは有名観光地であるとともに、穂高連峰や槍ヶ岳への登山基地ともなっています。 穂高連峰が冠雪したと聞きつけ、夜半に車を飛ばして現地入り。果たして河童橋付近の展望スポットから穂高連峰を...


木曽駒ケ岳 湧き立つ雲
木曽駒ケ岳の標高は2956mで、中央アルプス最高峰の山です。ただ、3000m級の山の中ではアクセスは容易で、シャトルバスとロープウエイを使って標高2611mまで登れるので、登山初心者でも日帰りで登ることが出来ます。私が訪問した時は天候不順で、駒ケ岳近くのテント場に到着した時...


瑞牆山 落葉松の黄葉
「瑞牆山(みずがきやま)」は山梨県北杜市にある標高2,230mの山です。 花崗岩で出来た奇岩が林立する独特な景観が特徴で、日本百名山のひとつに数えられています。 11月に入り、麓のカラマツ林が黄葉したとの情報を耳にしたので夜半に現地入り。この日は雲一つない快晴に恵まれまし...
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